基幹系システム刷新には多くの部門や社員が関わるため、ある程度のスケジュールを策定するとも肝要です。もちろん、検討段階では直近の検討のスケジュールくらいしか見えづらいのですが、それ以降のスケジュールが何もない状態だと他の部門の社員は勿論のこと、役員や経営陣から信頼を得ることができず、検 討の作業自体に信任を得ることは難しいでしょう。ですので、大雑把でも結構ですので、検討の中で、製品や導入ベンダーの選定、導入の開始時期、本稼働時期などについて、まずはグランド・スケジュールを策定しましょう。これらのスケジュールは、プロジェクトの進行次第で変わることも多いですが、スケジュールが何もないよりは検討が進みやすくなります。